デューク・エリントンのピアノ 或る所で、デューク・エリントンのピアノ・ソロと云う珍しいSP盤を聴かせて頂いた。始まった途端に、もう「入ってる!」演奏。つまり、「あ、ワン、ツゥ、ワンツゥスリイフォウ、よっこらしょ」と始まるのではなく、ピアノを弾き始める前から、心にも体にも彼の音楽が一杯に満ちていて、鍵盤に指が触れるやいなや直ぐに溢れ出す……。 こういう朗読をしたい。題名を口にした時からもうその作品を表現しているような。
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